助八さんの研ぎ講習に貝塚清児まで行ってきました
13日の金曜日・・・という恐ろしい日に助八さんの研ぎ講習に行ってきました。
車で約50分と意外と近く、道も迷うこともなくスムーズに到着!
初めてお会いする助八さんはブログの印象どおり気さくな方でしたが、研ぎの仕事に関しては非常に真面目な印象でした。
色々と興味深く楽しいお話を聞かせていただいた後、もって行った包丁を見ていただき講習で使う2本を決めていただきました。
左が中屋平治作牛刀21cmスウェーデン鋼+極軟鉄、右が堺孝行白二鋼6寸半本焼き薄刃ですが、これは2本とも仕上がったものです。
まず最初に驚いたのは、包丁を簡単に見ただけでここがへこんでいてここが膨らんでいる等形状の変化を的確に指摘されたことです。以前堺の伝統工藝士の森本さんにも見ただけで同じようなことを言われた経験がありました。
実際に研いでみるとへこんでいるといわれたところは砥石があたりません。
自分ではかなり長く見ているとわかるときもありますが、全然わからないことも多いです。
研いでいるところを見てもらい、見本を見せてもらい、修正してもらっての繰り返しでついていくのが精一杯でした。
しかも朝のうちはかなり緊張していたのですが、お昼からリラックスできて楽しいお話をうかがいながらかなり高度な内容まで教えてもらうことができて、この内容でこの料金でいいのかと申し訳ない気持ちです。
かなり丁寧に教えてもらってもなかなかすぐには自分のものにはできず、復習のポイントまで教えてもらって夕方に帰宅しました。
家に帰ってご飯を食べお風呂に入った後、朝からやってきた内容と助八さんに言われたことを思い出しノートに書き出していくと、かなりの量になったので今は少しづつ復習を始めています。
教えてもらったことを何とか少しでも改善して、暑くなる前にもう一度講習を受けたいと思っていますが、一度付いた癖はなかなか治りません。
助八LABOは夏になると40度近くになるようなので、今の時期を過ぎると次に行けるのは秋になってしまいますね・・・
参考までに仕上がった包丁の刃の拡大写真を載せておきます。
平治刀弱拡大
刃を拡大
刃を更に拡大
助八さんの本刃付け、さすがですね!
最初からあった刃の欠けもここまで修正してもらいました。
薄刃の刃先
更に拡大してみました。
これは私が刃付けの段階で少し刃を立てすぎたために2段に刃が付いてしまいました。