白二尺フグ引き大谷山硬め砥石で刃付け
堺の伝統工芸士IさんとNさんの白二鋼尺フグ引きに私の持っている大谷山砥石の中でも一番硬い砥石で刃付けをしました。
少し硬いぐらいの天然砥石ではあまりきれいな鏡面にはならないのですが、この砥石は丁寧に研ぐときれいな鏡面になります・・・と言っても力を入れて強く研ぐと地を引いてしまうのですが・・・。
Iさんの作る和包丁は鋼が硬く、地金は極軟鉄なので巣板で軽く研ぐときれいに曇ります。
裏も完璧にピッタリ当たり、わずかな歪みもありません。
刃境もきれいで見とれてしまいます(^^;)
切っ先も光の当たり具合で様々な表情に変わります。
長切れを意識して少し大きめの小刃をつけましたが、十分な切れ味でした。