天六國重刃物店の欠けた出刃の刃付け

助八門下の兄弟子Outbackさんが鋼の出刃包丁の修正をブログにアップされていました。

他にも二本の包丁を研がれていたので、私もせめて一本ぐらいと思い以前鯛の骨に思いっきり叩きつけて欠けた出刃を研ぐことにしました。

この出刃は天六の國重刃物店という全国的にはあまりメジャーでない刃物店で購入したもので前回散々ディスられました(^_^;)

しかし研いでみると鋼はよくしまっていて小さなエクボが１つあったのですがすぐになくなり、結構気に入ってます。

研承の#400で直刃を崩さないように小刃を落とし、＃1000,#3000でキズ取り、形を整えて小刃を付け地金は、

1番上の丸尾山白巣板巣なしで曇らせ、その後鋼は

最近あまり見なくなった懐かしの一本松戸前いきむらさきで仕上げました。

砥泥がたくさん出て、良く研げる砥石です。

研承の3000番で少し大きめの小刃と刃元には更に40度ぐらいの2段刃をつけました。

一応顕微鏡写真もとったのですが、なかなかOutbackさんのように上手く撮れません(T . T)

次はこれで60cmクラスの大鯛に挑戦してみたいと思います（＾ν＾）