柔らかめの中粗砥石~その威力
以前のブログで、仕上げ砥石~天然仕上げ砥石で出刃包丁をきれいに仕上げようとしたら、助八さんとバラさんに指導を受けました。
で今回は柔らかめの砥石で仕上げてみようと思います!
前回の7寸出刃はちょっとハードルが高いので、前回中途半端に仕上げた野村祥太郎作尺柳刃を使うことにしました。
使うのはこの砥石たち
左から研承#400、キンデラ#800、天井巣板、田村山戸前~硬め になります。
野村さんの柳はほとんど最初からエクボもない状態だったので、研承斬#400番で切り刃を軽く研いで、その後キンデラ#800を全体に優しくあてます。
天井巣板を鎬から下全体にごく軽くあてて、鋼の部分を田村山戸前で気合を入れて研ぎ、小刃をつけます。
最後に地金の部分だけにごく弱い力で天井巣板をあてて終了です。
本当に軽く研ぐだけで、結構満足な仕上がりです。
化粧研ぎは全くしていない状態です。
やっぱり助八さんの言われたとおり、包丁は研ぎの作業で表面の状態が決まってしまうんですね。
さすが野村祥太郎さん!尊敬します。
巣板を当てたので刃境がよりはっきりしたけど、キンデラ#800仕上げだけでも結構いいところまでいきますね。
ますます砥石の深みにはまっていきそうです。
追記
地金は結構気に入りましたし、刺身もとても良く切れるのですが、やっぱり鋼部分が#800→田村山戸前では細かい傷が目立ってしまいせっかくの内曇りも美しくありません。
そこで今日は鋼部分だけ更にシャプトン#2000→北山で仕上げてみました。
やっぱり鋼はこうでないと!