今日は久々に家の牛刀を研ぎました。
先日私がいつもキャベツの千切りをしているのを見て、嫁が私の使っている穂岐山刃物の左近龍雅を使いたそうにしていました。
硬い刃なのであまり硬いものを切らないこと、こじらないようにと注意をして1週間の期限付きで貸し出し昨日返ってきました。
返ってきた包丁を見ると刃が全体にボロボロに欠けて、のこぎりの歯のようになっていました(^^;)
穂岐山刃物の左近龍雅はSRS15という粉末ハイス鋼の割込み材で、HRC64という日本鋼並みの硬さの包丁ですが、そんなに欠けやすいという印象はありませんでした。
(結構強くまな板にぶつけても特に欠けたり、切れ味が落ちたりということはありませんでした)
嫁は何も硬いものは切っていないし、ぶつけてもいないというし、箱出しのままでよく切れたので半年ぐらい一度も研いでいませんでした。
不思議に思いながら今日その牛刀を研ぎました。
研ぐ前の画像を撮り忘れてしまい・・・
欠けた刃先を落として切り刃を研ぎ抜き、少し大きめの小ハマグリ刃をつけました。
これで多分欠ける心配はないと思いますが・・・もう嫁には貸しません。
ついでに中屋平治氏作シノギ無しの特注牛刀も研ぎました。
こちらは私しか使いませんので、刃先はいつもの極小ハマグリ刃です。
中屋さんの地金はかなり柔らかくて傷がつきやすいので研ぐのに気を使いました。