ビンテージものの薄刃包丁ゲット!!
普段使っている薄刃包丁は6寸で使いやすいのですが、体力が落ちてきているのもありもう少し小さいほうが使いやすいかなと思っていたのですが・・・
とうとう見つけました!
5寸の薄刃包丁!!
しかも50年近く前のビンテージものです。
手元に届いた状態でよく切れる刃がついていて、堺の霞研ぎが施されていました。
全く曲がりや歪みもなく、軽くて持った感じもしっくり来て気に入ってしまいました(^^)/
私の小さい手にあっているのか、桂剥きや野菜の微塵切りもとてもやり易いです。
一日使っただけでとても愛着がわいてきました!!
で、今日は化粧研ぎをすることに・・・
新しく変えた柄を汚さないようにラップで覆って、
シノギ筋を乱さないようにテープでマスキングして作業準備完了。
その後、天然砥石、小割、研ぎ粉を使って仕上げてみました。
最初からよく切れたので、刃先は中山の水浅葱で小刃をつけただけです。
鋼はよくしまっていて、すごくいい刃がついています。
裏もきれいにピッタリと当たりました(^O^)
またお気に入りの包丁が一本増えました。
しかし・・・元のままの地金の方がよかったかなという気も(^^;)
使っていて切れなくなったら本霞研ぎに戻したいと思います。
新品の白鋼尺柳刃に本刃付けをしてみたら
少し前に購入して放置していた尺柳刃に本刃付けをしてみました。
古い無銘の包丁ですが、作りはしっかりしていました。
刃付け前の画像は撮り忘れてしまってありません(^_^;)
ダイヤモンド325で刃先から研ぎ抜いて、ダイヤモンド1000→刃の黒幕2000→刃の黒幕5000まで研いだのですが、刃付けが粗く砥石の当たらない部分が何ヶ所か・・・
このまま番手をあげてもギラギラして同じような仕上がりになるので、今回は
新田の巣板で地金を曇らせ、大平の戸前で刃先を軽く曇らせることにしました。
まだ砥石が当たらない部分が目立つので奥殿の巣板の小割で化粧研ぎしています^^;
勿論最終仕上げはマルカです。
最近の新しい和包丁は 、野村さんや土佐さんの刃付けしたものが多かったのであまり気にせず仕上げていたのですが、本来こちらが普通の仕上げだったんだと改めて思いました。
でも鋼はよくしまっていて、すごくいい刃がつきました!
お気に入りの包丁に追加ですねー(^^)/
昨日また尾鷲まで寿司を食べに行ってきました
一昨日、嫁と話していたらあけぼの鮨の話が出て、急遽昨日食べに行くことになりました。
昨日は名神の工事渋滞で結局1時間以上余分に時間がかかり、尾鷲に着いたの予定より1時間30分遅れでした。
いつものメニューを頼むと早速
芋とタコのサラダが出てきました。
続いて
右から鯛、マグロ、赤貝の順番です。
続いてかぼちゃの冷製スープ
太刀魚と貝柱の炙り・・・スダチでいただきました。
ボタンエビと鬼エビ
最近はこの鬼エビ目当てのリピーターさんが増えているみたいです。
その独特のカニみそのような濃厚な味は何とも言えませんね。
アジです。
ここでなめ茸の味噌汁が出てきました。
この後鉄火巻きが出てきたのですが、写真を撮り忘れました(^^;)
もう少し食べたかったので追加したのが
おなかがいっぱいになったところで、デザートのメロンをいただきごちそうさまでした。
いつもと変わらない味に大満足でした!
前回同様近所の魚屋さんによって、
カツオを買ってたたきにしました。
地元のウニです。
鬼エビもたくさん買って帰り湯がいた状態で冷蔵します。
帰りは渋滞もなくスムーズに進みましたので、大体3時間ぐらいで家に着きました。
またしばらくするとあけぼの鮨に行きたくなると思います・・・次は8月ぐらいかな?!
マルカ合砥と奥殿天井層巣板
硬い!しかし研ぎ味は滑らか。
裏面です
砥面に水滴を落として5分後
奥殿天井層巣板~かなり硬め
今日は久々に家の牛刀を研ぎました。
先日私がいつもキャベツの千切りをしているのを見て、嫁が私の使っている穂岐山刃物の左近龍雅を使いたそうにしていました。
硬い刃なのであまり硬いものを切らないこと、こじらないようにと注意をして1週間の期限付きで貸し出し昨日返ってきました。
返ってきた包丁を見ると刃が全体にボロボロに欠けて、のこぎりの歯のようになっていました(^^;)
穂岐山刃物の左近龍雅はSRS15という粉末ハイス鋼の割込み材で、HRC64という日本鋼並みの硬さの包丁ですが、そんなに欠けやすいという印象はありませんでした。
(結構強くまな板にぶつけても特に欠けたり、切れ味が落ちたりということはありませんでした)
嫁は何も硬いものは切っていないし、ぶつけてもいないというし、箱出しのままでよく切れたので半年ぐらい一度も研いでいませんでした。
不思議に思いながら今日その牛刀を研ぎました。
研ぐ前の画像を撮り忘れてしまい・・・
欠けた刃先を落として切り刃を研ぎ抜き、少し大きめの小ハマグリ刃をつけました。
これで多分欠ける心配はないと思いますが・・・もう嫁には貸しません。
ついでに中屋平治氏作シノギ無しの特注牛刀も研ぎました。
こちらは私しか使いませんので、刃先はいつもの極小ハマグリ刃です。
中屋さんの地金はかなり柔らかくて傷がつきやすいので研ぐのに気を使いました。
白一柳刃極小ハマグリの顕微鏡画像
前回刃付けをした酔心伝承の刃先顕微鏡写真を体調がよくなったらアップするようにOutbackさんから指示がありましたので、
こちらは切っ先から約2cmの刃先です。(250×)
こちらは切っ先と刃元のちょうど真ん中ぐらいの刃先です。(250×)
顕微鏡画像では極小ハマグリ刃はあまりよくわかりませんね。
ZDP189出刃の刃先の画像はうまく撮れませんでした(^^;)
刃先の極小ハマグリ刃
明日はいつもの病院なので、注射の副作用で何日か包丁が研げなくなってしまうと思います。
そのため今日は朝から包丁の刃付けをしていました。
今好みの刃付けは、包丁の種類に関係なく(と言っても正夫、フグ引き、出刃、薄刃だけですが)切刃を直刃に研いで刃先に極小のハマグリ刃をつけるというものです。
多分一般に言われているハマグリ刃とは違うものだと考えています。
まずは白一鋼の酔心伝承正夫
画像ではわかりにくいですが、刃先に極小のハマグリ刃をつけています。
今回は硬めの奥殿天井巣板を使いました。
これによって刃先の切込みが良くなるだけでなく、切れ味が増して長切れするようになりました。
それにしても富樫さんの白一鋼は薄く研ぐとよくしなります。
これも画像ではわかりにくいかもしれませんが、切っ先が結構曲がっています。
指で曲げるともっと曲がるのですが、硬いところに押し当てるのはちょっと怖いですね。
友人のところから里帰りしてきたZDP189の本焼き出刃包丁です。
白一鋼を研いだ後でしたが、ZDPは本当に硬いです(^^;)
ダイヤの325→ダイヤの1000→シャプトン1000→シャプトン2000→シャプトン5000で終了です。
この出刃も直刃に極小ハマグリ刃を少し大きめにつけていますが、さすがZDP189という切れ味です(^^)/